2012年10月31日水曜日

第十七話

ダライ・ラマとガネーシャのDNA鑑定の結果が出た
体はともかく目元からして完全にダライ・ラマの子供だった
不思議なものでここまで疑心が持たれる出産は未だかつてなかった
これからはこの六人の教育で大変だろう
子供は創ってからが大変なのだ

2012年10月30日火曜日

十六話

自分は一体誰を愛しているのだろう
カミさんは相変わらず独創的な研究に没頭している
特許だけで4つもあるもんね
しかしこれだけ他方にいい意味でも悪い意味でも影響を与え
最後にどんな帳尻を合わせるのか
女の意地というものを見せるのかもしれない

2012年10月24日水曜日

十五話

待っても無理なことは無理である
それでも何かしらの期待を持ってしまうのが性なのだ
ダライ・ラマに君はずっと独り身なのかいと聞いてみた
答えはやんわりだった

誰もがそれぞれの幸せのものさしを持っている
決して自分の望む世界が他人の幸せではないのだ

2012年10月20日土曜日

第十四話

とにかく今は孫の相手をするのが楽しみである
思えば娘たちにここまで突出したしかもインパクトのある娘はいたかなと思うほど粒が立っている

人の可能性は無限大である
しかし言葉で説明したり実感するのは難しい
孫の前ではその無限大の力をなんとも感じるのであった

2012年10月16日火曜日

十三話

神さんが土地を買いたいといった
それも広大な
そこに一体何を用意するのだろう
今更と言ってはなんだが既に子作りは完了している

実際頭は切れるほうだから何か別の意味があるのではと勘ぐってしまうのだった

2012年10月13日土曜日

第十二話

急遽孫の存在が明らかになった
設定の都合上何でもありなのだ
しかし、孫の力というものは自分を超えているとはじめて思った

肩車で髪の毛を上から握られてオラトリオ・タングラムをやられている感じだ
とは言え彼女達は黙々と一日を過ごしている

年金をもらって孫と悠々自適に生活をする
そんな甘い幻想は脆くも朽ちていった

2012年10月3日水曜日

第十一話

妹がたまに家に遊びに来る
兄妹だから当然遠慮はいらないのだが

何か独特の美観があって同じ親の子供とは思えない
それにここぞという時に頼れる人間で
自分の本能で追い出している普段が少しだけ恥ずかしい


ともあれ子供は何人欲しいと聞いたら
三人と答え

強ちそれも不可能ではないよな
そういう可能性は十分に秘めている不思議な女の子だった